河北町社会福祉協議会

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第3回ホームヘルパー研修会を開催

R3年11月18日(木)

令和3年度第3回ホームヘルパー研修会を開催致しました。今回のテーマは「認知症ケア―基礎編-」。たんぽぽ出張研修会のzoomでの研修で、独立行政法人国立病院機構山形病院 認知症看護認定看護師の髙橋聡子氏にご講演頂きました。
認知症ケアとは、認知症のケアではなく、認知症の“人”のケア。その人その人を理解し、状況に合わせた対応を行う事で、出来る能力を引き出せます。白い食器に白いご飯では、レビー小体型認知症の人には見えにくく、柄の入った食器は虫や異物に見え食欲の低下に繋がる事も。トイレも同様で、白い壁に白い便座、白い手すりでは距離感が掴めず転倒のリスクがあります。食器を無地の色物に変える、便座シートや手すりを暖色の物に変えるだけでも改善出来る事は多いようです。
また、認知症の方だけでなく、ご家族にも戸惑いはあります。スムーズに理解できる訳ではなく、混乱や怒りもあって当然です。私たち訪問介護員はご家族と接する機会も多く、ご家族からの声があれば傾聴し、少しでも負担を軽減出来たらと感じています。
人と人との関わりの中、笑顔を忘れず平常心での援助を心掛け、利用者さんもそのご家族も穏やかに過ごせるよう少しでも力になれたら幸いです。